食べ物と薬の飲み合わせに注意!

お悩み別豆知識

グレープフルーツと降圧薬(カルシウム拮抗薬)

グレープフルーツの皮や果肉に含まれる『フラノクマリン類』という成分が腸の中で薬の分解を阻害するため血液中に有効成分が多く入り、薬が効きすぎてしまいます。 少量であってもダメで、フラノクマリン類による影響時間は3日間以上も持続することがあるので毎日服用する降圧薬やその他のカルシウム拮抗薬を飲んでいる方は十分に注意が必要となります。

納豆・青汁とワーファリン

ワーファリンは抗血液凝固剤で心臓や血管の病気で血管内に血液の塊の血栓ができるのを予防する為に処方され、心筋梗塞や脳梗塞、脳卒中にならないための治療薬として使われます。

納豆・青汁に含まれるビタミンKは血液凝固作用がありワーファリンとは逆の作用をもっています。 納豆1パックには約450㎍、青汁1杯には約100㎍のビタミンKが含まれていて成人の一日摂取目安の70㎍を大きく上回ります。 血栓を予防するワーファリンの効果をビタミンKが悪くしてしまうので命にかかわることも考えられますので注意が必要です。 ただ、抗血栓薬の服用で高齢者の硬膜下血腫の発症リスクは3.7倍になるとの研究結果もあるようで、いずれにしても信頼できる医師の説明をしっかりと受けることが重要です。


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