妊活で鍼灸を受けるタイミング。

お悩み別豆知識

長い長い、卵の旅。

卵は、胎児の時(第一次減数分裂前期で停止している)に造られ排卵まで、冬眠状態で過ごします。初潮迎えて2年ぐらいから排卵が起こり、10代で排卵される卵もあれば、40代で排卵される卵も胎児の時に造られた卵です。

卵をミカンに例えると、ミカンは時間が経てば皮がブニョブニョになり鮮度がなくなって行きます。卵も同じで、何十年と排卵を待っている卵も質が悪くなります。結果、染色体異常の引き金になりかねません。

では、どうすれば質を保つことができるのでしょうか? 
それは、血液です!! 卵巣は、毛細血管の集まり!血流を良くして、栄養物質を届けてあがることが大切です!!

血液は、酸素補給、糖、脂質、蛋白質、老廃物の回収をおこなってくれる大切な役割があります。 常に新鮮な血液をしっかりと隅々まで、送ることで卵の質を保ちます。

卵が授精をするには、減数分裂をして卵の染色体の数を減らさないといけません。
人の染色体は、48本 父23母23 性染色体2となります。
卵は、2回減数分裂をします。1回目は、胎児期に行われ、1回の半分0.5分裂して冬眠状態に入ります。残りの0.5回は黄体形成ホルモンの濃度が高まった時、即ちLHサージを受け、残りの0.5回が分裂を始め排卵前に1回目を終えます。

2回目は、排卵後に分裂をして23本の染色体になり精子を迎えます。
この2度にわたる細胞分裂は、多大なエネルギーを使いミトコンドリアを消費していきます。因みに、精子1つに約20個のミトコンドリアあり卵管に到達するころには、ミトコンドリア数は数個になるようです。方や、卵の方は、10万個あり授精と共に100万個に増えます。膨大なエネルギーを必要とします!!
この時期に、血流不足だと細胞分裂が正常に行われず、染色体異常を引き起こし良い結果が望めません。

鍼灸施術を受けるのであれば、60~90日前の原子卵胞を育てる週一回に、良質な卵維持ができてからタイミングをみて、生理から2~3日目と、排卵前、排卵後が大切です。
しっかりと育卵をすれば、杯盤胞到達率が変わり着床率、出産率も変化します。


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