ぎっくり腰

お悩み別豆知識

最近、電話の問い合わせで多い『ぎっくり腰』についてお話しします。
魔女の一突きといわれるぎっくり腰ですが、どんな時になりますか?下の物を取ろうとした時?それとも後ろを振り返った時? 些細なことで『ぎっくり』します。重い物を持ってもいないのになんでなんでしょう?? 本筋に行く前に、痛める部位について説明します。

1 脊柱起立筋  背中の骨の脇にある∩∩←コンナヤツです、この筋肉を痛めると立っていると痛いです。

2 大腰筋    背骨の前にある筋肉で、よくインナーマッスルともてはやされているヤツです。 この筋肉を痛めると、前傾姿勢になり伸びが出来ません。

3 腰方形筋   骨盤上から腰椎、肋骨に向かって付いている筋肉です。この筋は、身体を左右に傾けると痛みます。
上記の三か所が主に痛めやすい部位です。

では、何故『ぎっくり』とくるのか!? それは、筋肉の慢性疲労です。慢性的に疲労している筋肉は、ビーフジャーキーのように伸縮性を失っています=硬くなった筋肉です。硬くなった筋肉は、血流も悪いです。
血液が十分に行き渡らないと、筋肉の収縮に必要なエネルギーが枯渇して収縮したまま伸びなくなります。これが、よく聞く『ふくらはぎがつる』状態です=『ぎっくり』状態ともいえます。正確には、筋肉が収縮したが、伸びるエネルギー不足と神経伝達エラーによって痙攣が起こり『ぎっくり』状態になるのです。ですので、厳密にいえば重量は関係ありません、筋収縮があればなるのです。

ぎっくりになれば、炎症が起こり患部が熱をもちます。整体だけの考えでしたらまず、アイシングが必須です。炎症を抑えて痛みの広がりを食い止めます、筋肉をほぐし骨盤調整をするが一般的です。方や鍼は、熱をもっていても原因筋に鍼を刺します。刺された場所は、一時的に筋肉が傷がつき、傷を修復しようと血流が盛んになります。

結果、周囲筋肉緊張がとけ『ぎっくり』状態が解除されます。熱も鍼の作用で治まります、がしかし、このまま『ぎっくり腰』が治ったからと放置すると、またぎっくり腰になります。一度した人は二度する、三度もする方もいますしね。 お忘れでしょうか? 原因を?慢性的疲労を!!コレを良くしないと意味ありません。血流をよくして筋肉の伸縮性を取り戻さないと、またぎっくりになります。

いつも決まった時期に、ぎっくり腰をする方はケアをしてもいいかもしれませんね。


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