高プロラクチン血症

お悩み別豆知識

妊活ホルモン プロラクチン

プロラクチン高値は、妊活において要注意です。
プロラクチンは、下垂体前葉から分泌され乳腺に作用し、乳汁の産生・分泌を調整するホルモンです。

プロラクチンは、ドーパミンによって抑制されていて高プロラクチン血症になってしまうと、それを抑えようとドーパミンが出ます。ドーパミンは、GnRHも抑制してしまうので、FSH、LHも抑制され卵胞が育たないため無排卵になります。

では、高プロラクチン血症になる病気は、下垂体腫瘍や甲状腺機能低下症でもプロラクチンが高くなります。甲状腺の働きは、体温調整、新陳代謝の促進、脳の活性化、心臓や胃腸の活性化です。甲状腺の反応が低下すると、甲状腺ホルモンを出せと命令が出ます。甲状腺ホルモンを出せと命令が、多くでると、プロラクチの分泌も刺激して高プロラクチン血症になります。
プロラクチの数値だけではなく、甲状腺機能と妊活も深い関係があるのが分かりますね。
その他は、向精神薬、降圧剤、胃腸薬、ホルモン剤の薬が挙げられます。日頃から、上記の薬を服用されていれば、一度医師に相談してもいいかもしれませんね。

プロラクチン高値は、普段の日常生活で発見されにくい潜在性プロラクチン血症があります。潜在性プロラクチン血症は、日中は通常の数値を示し、夜間に高値になるわりづらい症状です。検査方法は、ダブルテスト(GnRH-TRH負荷試験)を行うと、プロラクチンの値が急激に上昇することで予測できます。

プロラクチンの基準値
女性 4.9~29.3 ng/mL

残念ながら食事療法で改善する見込みは、難しいそうです。原因となっている物を、取り除く必要があります。

妊活中の方は、プロラクチン数値に注意してください。


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