「食事制限してるのに、なかなか痩せない…」
「毎晩の楽しみの一杯、やめられないけど…体重が減らない」
そんな風に感じている50代の方、特に家事や育児をこなしながら自分の時間は“晩酌だけ”というママにとって、知らない間に“アルコール”が体重増加の原因になっていることがあります。
今回は、なかなか痩せない理由として見過ごされがちな「アルコール摂取の増加」について深掘りしていきます。
晩酌の落とし穴!なぜお酒は痩せにくさにつながるの?
アルコールそのものは意外と“カロリーが高い”ことをご存じですか?
たとえば、ビール中ジョッキ1杯で約150kcal、日本酒1合で約200kcal。これにおつまみが加われば、夜だけで500kcal以上のカロリーを摂取してしまうことも。
しかも、アルコールは“食欲を刺激する性質”があるため、ついつい余分に食べてしまうのも問題です。飲んでリラックスしたつもりが、実は脂肪を溜めやすい体質へと変わっている可能性も。
そのままでは危険!アルコール過多がもたらす3つのリスク
① 内臓脂肪の蓄積
アルコールを摂取すると、体はまずアルコールの分解を優先します。
その結果、他の栄養素(特に脂肪や糖質)の代謝が後回しになり、脂肪として体内に蓄積されやすくなります。
特に女性は皮下脂肪よりも内臓脂肪がつきやすく、ぽっこりお腹の原因に。
毎日の晩酌が習慣になっていると、知らないうちに脂肪が蓄積し、見た目の変化だけでなく、将来的な生活習慣病のリスクも高まります。
「あれ?最近ウエストきついかも…」と思ったら、アルコールが一因かもしれません。
② 睡眠の質の低下
一日の終わりにホッとするための「寝酒」
気持ちはとてもよく分かりますが、実はアルコールは深い眠り(ノンレム睡眠)を妨げるため、眠ったつもりでも体がしっかり休めていない状態になりがちです。
睡眠の質が低下すると、食欲を調整するホルモン(レプチン・グレリン)が乱れ、翌日に過食しやすくなります。
さらに、疲れが取れずイライラや不調が蓄積し、悪循環に。子どもの世話や家事に追われるママにとっては、睡眠の質こそが明日の元気のカギ。寝酒のリスク、見直してみませんか?
③ 代謝の低下
肝臓はアルコールの分解を行う大切な臓器ですが、日々の飲酒によって常にアルコール処理に追われていると、本来の「代謝調整」の役割に手が回らなくなります。
ビタミンやミネラルの吸収も阻害され、筋肉を維持する力が落ち、基礎代謝も低下。
その結果、摂取カロリーが同じでも太りやすく痩せにくい体に変わってしまうのです。
「食事制限してるのに全然体重が減らない…」そんな方は、もしかすると代謝の土台が崩れているかもしれません。
アルコールとの付き合い方、そろそろ見直すタイミングです。
無理なく晩酌習慣を見直す3つの対策を紹介!
✅ “休肝日”をつくる習慣
まずおすすめなのは、「週に2日はお酒を飲まない日」を設けること。
毎日飲むことで常に働きっぱなしの肝臓に休息を与えることで、内臓機能の回復を促し、代謝の正常化が期待できます。
最初は物足りないかもしれませんが、「飲まない日」の快眠や翌朝のスッキリ感に気づけば、自然と継続できるはず。
子どもの寝かしつけ後のリラックスタイムを、ノンアルの炭酸水やハーブティーで置き換えてみるのもおすすめ。
習慣を変えることが、体と心のバランスを取り戻す第一歩です。
✅ お酒の“種類と量”を見直す
ビールや日本酒などの甘口のお酒は、糖質が多くカロリーも高め。晩酌に選ぶお酒の種類を変えるだけで、摂取カロリーを大幅にカットできます。
例えば、焼酎やウイスキーのソーダ割り(ハイボール)は糖質が少なく、比較的カロリーが抑えられます。
さらに、1杯だけで満足できるように、食事の前に軽く水を飲む、グラスを小さめにするなどの工夫も◎
量より“楽しむ時間”を意識することで、我慢ではなく「上手な付き合い方」ができるようになります。
✅ “おつまみ”をヘルシーにチェンジ
晩酌とセットになりがちなのが、高カロリーなおつまみ。
から揚げ、チーズ、スナック菓子などは満足感はありますが、脂質や塩分が多く体脂肪増加のもとに。
そこでおすすめしたいのが、豆腐、納豆、枝豆、サラダチキン、海藻サラダなどの低脂質・高たんぱくメニュー。
特にたんぱく質は筋肉の維持を助け、代謝アップにもつながります。
彩りを加えて見た目を楽しむのもポイント!
手軽にできて美味しく、しかも痩せやすい体をつくる“おつまみ革命”、今夜から始めてみませんか?
まとめ~50代からのキレイは“晩酌習慣”の見直しから~
50代になると、20代・30代の頃とは違い、ほんの小さな習慣が体に大きく影響するようになります。
とくに子育てや仕事で忙しいママにとって、“夜の一杯”は心の癒やし。でも、その一杯が、なかなか痩せない原因になっているかもしれません。
まずは、「週に2日だけ休肝日をつくる」「お酒を1杯に減らして、おつまみを見直す」といった小さな一歩から始めてみましょう。
あなたの身体は、ちゃんと変わります。心地よい毎日を、今の習慣の見直しから始めてみませんか?
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